「太陽があたって暑いわ」
・・・まだ3月なのに。
「これまでの体育は走って終わりよ。」
・・・そうですか。
「体操ってどうするの?」
・・・今までどんな体育を?
「私には赤ちゃんがいるから先に帰るわ。」
・・・あと20分授業時間あります。
「私は体育をする服装ではないの。」
・・・じゃあ何のために時間割があるんだ。
「お昼ご飯を作らないといけないから今日は帰るわ。」
・・・まだ10時半じゃ。
「暑いわ、つかれた・・・。」
・・・知るかっ!
・・・いすに座るな!
ここ3日、体育で思ったこと。今週から1週間、同じ学校に続けて行くことにした。ある学校で、ある先生の体育を見たことがきっかけとなり、これまで一緒に活動していない先生方の体育の授業を見てみたいと思ったからである。そのためにそれぞれの先生や校長先生に時間割を聞いたり、1週間続けて同じ学校に行くことのねらいを文書にしてそれぞれの先生に伝えたりしてきた。 そして、今週。体育を毎日見ているが、先生によってこうも違うのかと思うくらい、子どもの活動のことを考えている先生と自分のことしか考えていない先生がいる。上に書いた発言は全て後者の発言である。そんな発言を聞く度に、だんだん自分の心がせまくなっている気がする。そしてその日の愚痴を相方に聞いてもらう、という日がここ3日続いている。まず受け入れないと、と思っていても、あまりに自分勝手なふるまいや発言に対して、どうも怒りがおさまらない。そこまでかというくらい言い訳が出てくる。もちろん子どもたちも十分に活動できない。
しかし、子どもたちのことをしっかり見て、きちんと指示を出し、見守っている先生のクラスでは、子どもたちも満足そうな顔で活動している。同じ学校に通い始めて3日、これまで見たことのない実態も見えてきたけど、これがマイナスにならないように自分に言い聞かせ、しばらくはぐっとこらえて、と思っていたが、なかなかそうもいかず言いたいことを言ってしまっている。こちらの伝え方やアプローチの仕方にも、もちろん不十分なところがある。そんなことを思いながらとぼとぼと帰り道を歩いていると、桜のようなアーモンドの花がきれいに咲いていた。日本はもう少しで桜の季節になる。
・・・へこんでたまるか!