7月4日から10日間、南部モロッコをスタートし、北部の町まで合計7ヶ所の小学校や青年の家をまわり、現地の子どもたちと様々なアクティビティをしてきました。
南部モロッコの夏を知らない自分にとって、途中でバテないか心配していましたが、楽しいメンバーのおかげで、とてもとても充実した10日間になりました。
そして、この一日一日のことを忘れないように少しずつですが、書き留めておこうと思います。
初日は砂漠の入り口の町、エルフードの幼稚園。初日から、とても心に残る言葉を教えてもらいました。
「子どもたちの前ではいつも笑顔で」
この言葉、実はキャラバン中に何度も思い出し、その度に「あ、今できてなかった」と反省する自分もいました。それに比べ、この言葉を教えてくれたメンバーが見せる顔は本当に素敵で、見ているだけでこっちまで自然とにっこりするような、そんな笑顔でした。幼稚園に来た子どもたち一人一人の顔をしっかり見て、ギュッとして、チュッとして、子どものことを大事にあったかく迎えていました。子どもたちは安心するだろうなぁ、うれしいだろうなぁと思いながら子どもたちに対する姿勢から学ぶものが多くありました。
そしてアクティビティでは4つのアトラクションを子どもたちがまわる、というもの。そこには「子どもたちが自分で選び、様々な遊びを体験する」工夫がありました。子どもが自分で考えて動けるようになるためには、オーガナイズする側の準備が本当に大変です。でもその準備は当たり前のようにしてありました。アクティビティが始まると、子どもたちがうれしそうに遊びコーナーにやってきました。印象に残ったのはつり遊びコーナーでの先生同士のやりとりです。子どもたちが少なくなったとき、「私もやりたいわ」とある先生が釣竿を持つと、「わたしもやるわ」ともう一人の先生が参戦、子どもと一緒になって2人とも必死になって遊んでいました。そんな先生たちの姿を見て、子どもも一生懸命になっていました。
最後は一人一人の手形で旗を彩りました。絵の具を手に塗ったりその後洗ったりと、幼稚園の子どもたちにとって簡単なことではありませんが、メンバーの的確な指示や連携で無事終了~
とても暑い日でしたが、気持ちのいい一日でした。